むくみは太る原因になる?ダイエットとの関係とむくみ解消法を解説

朝はすっきりしていたのに、夕方には脚がパンパン、顔も重い。
そんなむくみに悩みながらダイエットを頑張っている方は、意外と多いと思います。
実はむくみを放置したままだと、体重以上に「太って見える」だけでなく、痩せにくい体質につながってしまうこともあります。
この記事では、柔道整復師の資格を持つプロのパーソナルトレーナーとして累計10,000件以上の指導をしてきた視点から、むくみとダイエットの関係、原因、そして今日から実践できる解消法をわかりやすく解説します。
むくみとダイエットにはどんな関係があるのか?
むくみは「水分の問題」と思われがちですが、ダイエットの成果を左右する大切なサインでもあります。
まずは、むくみと体脂肪による「太った」はどう違うのか、そしてむくみを放っておくと何が起きるのかを整理しておきましょう。
むくみと「太った」は全く違う
むくみとは、血管の外側にある細胞のすき間に余分な水分がたまった状態のことです。
一方で「太った」は、体の脂肪量が増えた状態を指します。
むくみは水分なので原因を取り除けば比較的短期間で戻りますが、脂肪はそう簡単には落ちません。
つまり、夕方になると脚が太く見える、朝と夜で体重が1kg前後ぶれるといった変化の多くは、体脂肪ではなくむくみが関係していると考えられます。
むくみを放置すると太りやすくなる理由
むくんでいる状態は、血行やリンパの流れが滞っているサインでもあります。
流れが悪くなると酸素や栄養が全身に届きにくくなり、老廃物も排出されにくくなります。
その結果、基礎代謝が下がって脂肪が燃えにくい、いわゆる痩せにくい体質へと近づいてしまうのです。
むくみの解消は見た目をすっきりさせるだけでなく、ダイエットの土台を整えることにもつながります。
むくみが起きる主な原因は?
むくみを解消するには、まず自分のむくみが何から来ているのかを知ることが近道です。
ここでは、私が実際に現場でよく見る代表的な原因を3つに分けて解説します。
塩分や水分のとりすぎ
体には、塩分(ナトリウム)の濃度を一定に保とうとする働きがあります。
塩分をとりすぎると、体は濃度を薄めようとして水分をため込むのでむくみが起こります。
外食やコンビニ食、加工食品は塩分が多いです。
こういった食事が多い方は知らないうちに塩分が過剰になりやすいので、注意が必要です。
タンパク質不足
意外に見落とされがちなのが、タンパク質不足によるむくみです。
血液中のタンパク質には、水分を血管の中に保つ役割があります。
極端な食事制限でタンパク質が足りなくなると、水分が血管の外へにじみ出てむくみやすくなります。
「食べないダイエット」がかえってむくみを招くのは、このためです。
運動不足・血行不良・冷え
ふくらはぎの筋肉は、血液を心臓に送り返すポンプの役割を担っています。
デスクワークなどで長時間動かないでいると、このポンプが働かず脚に水分がたまりやすくなります。
さらに体が冷えると血行が悪くなり、むくみと代謝の低下が同時に進んでしまいます。
運動不足・血行不良・冷えは、悪循環を生みやすい最悪の組み合わせです。
むくみを解消する食事のポイントは?
むくみ対策は、特別な食材を足すよりも「整えること」が基本になります。
ダイエットと両立しやすい、無理のない食事のコツを紹介します。
カリウムを含む食材をとる
カリウムには余分なナトリウムを体の外へ出す働きがあるので、積極的にとるようにしましょう。
特に、野菜や海藻、きのこ、いも類、バナナやアボカドなどに多く含まれています。
毎食に野菜や海藻を一品足すだけでも、塩分のとりすぎをやわらげる助けになります。
注意点は、腎臓に不安のある方の多くはカリウムの摂取上限があるので、お医者様にご相談の上取り入れるようにしてください。
タンパク質をしっかりとる
むくみを防ぐうえでもダイエットで筋肉を守るうえでも、タンパク質は欠かせません。
肉や魚、卵、大豆製品などを、毎食手のひら一枚分を目安にとるのがおすすめです。
タンパク質をきちんととることで水分を血管内に保ちやすくなり、むくみにくい体に近づきます。
塩分を控える工夫
塩分はゼロにする必要はなく、少しずつ減らしていくことが大切です。
・汁物は具だくさんにして汁を残す
・しょうゆやソースは「かける」より「つける」
・だしや酸味で薄味を補う
水分は控えるのではなくこまめに適量をとるほうが、かえってむくみの解消につながります。
むくみ解消に効果的な運動・生活習慣は?
食事と合わせて取り入れたいのが、血行を促す運動と生活習慣です。
どれも特別な道具はいらず、毎日の中で続けやすいものばかりです。
ふくらはぎを動かす習慣をつける
むくみ対策で最も効果的なのは、ポンプ役であるふくらはぎを動かすことです。
かかとの上げ下げを1日に何度か行うだけでも、脚にたまった水分が流れやすくなります。
1時間に一度は立ち上がって歩く、軽いウォーキングを取り入れるなど、こまめに動くことを意識しましょう。
入浴・睡眠・冷え対策で巡りを整える
シャワーだけで済ませず、湯船につかって体を温めると血行が促されます。
睡眠不足は自律神経の乱れを通じてむくみにつながるため、しっかり休むことも大切です。
体を冷やさない服装や温かい飲み物を心がけると、冷えによるむくみと代謝の低下を防げます。
運動・入浴・睡眠を整えることが、むくみにもダイエットにも効く土台になります。
マッサージや着圧アイテムを上手に使う
運動と合わせて、脚をさすって血液を流すようなセルフマッサージを取り入れると、巡りをさらに後押しできます。
足首からひざ裏、太もものつけ根へと、心臓に向かって下から上へなで上げるのが基本です。
就寝時に脚の下にクッションを入れて少し高くするだけでも、たまった水分が戻りやすくなります。
ただし、こうしたケアはあくまで補助であり、食事や運動で体そのものを整えることが解消の近道です。
むくみとダイエットのよくある質問
ここでは、むくみとダイエットについて現場でよくいただく質問にお答えします。
毎日のセルフケアの参考にしてみてください。
Q. むくみが取れると体重は減りますか?
A. 一時的に数百グラムから1kg程度減ることはありますが、それは水分が抜けた分です。
脂肪が減ったわけではないため、見た目のすっきり感を目安にしつつ、食事と運動で体脂肪を落としていくことが大切です。
Q. 水を飲むとむくむのでは?
A. 逆です。水分を控えると体は水をため込もうとし、かえってむくみやすくなります。
一度に大量に飲むのではなく、1日を通してこまめに適量をとるのがポイントです。
Q. むくみがなかなか取れません。受診したほうがよいですか?
A. 片脚だけ急にむくむ、押すと跡が長く残る、息切れを伴うなどの場合は、病気が隠れていることもあります。
気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関に相談することをおすすめします。
むくみも含めて体質から変えたいなら、プロに任せよう
むくみ対策を続けても、自己流ではどこから手をつければよいか迷ってしまう方も少なくありません。
本当に成果を出すには、食事・運動・生活習慣をバランスよく整えることが欠かせません。
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むくみも含めて、体質から変えていきたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
