カイロダイエットは本当に痩せる?効果を高める貼り方や注意点を解説
寒い時期にはカイロを必ず使っているという方は多いと思いますが、実はカイロの貼り方によって効果が大きく変わるんです。
カイロを正しく貼ることで体を芯から温めて代謝を上げることができるので、劇的にダイエット効果を高めることができるんです。
カイロを使うのであればただ温めるだけよりもダイエットに効果的な使い方をしたほうがいいので、ぜひ本記事を参考にして痩せ体質を作っていきましょう。
本記事では、カイロを正しく貼ると痩せる理由とカイロダイエットの効果を高める貼り方、カイロダイエットの注意点について解説します。
最後まで見ていただくことで、カイロのダイエット効果がわかるだけではなく、具体的にどこに貼れば効果が得られるのかがわかるようになります。
ぜひ最後まで見ていってください。
筆者が運営しているYouTubeでも詳しく解説しているので、動画でサクッと見たい方は下記からご覧ください。
カイロを正しく貼ると痩せる理由について
カイロを正しく貼ることで体が痩せやすい状態に変わるのですが、その理由について解説します。
・基礎代謝量が高くなる
・便通が改善する
・むくみ解消効果
カイロを正しく貼ることでこの3つの効果が得られるので、ダイエット効果が高まるんです。
それぞれについて詳しく解説します。
基礎代謝量が高くなるから
基礎代謝量というのは何もしていなくても消費されていくカロリーのことで、1日の消費カロリーの土台となる重要なエネルギーです。
1日の消費カロリーの内訳
① 日常の活動で消費される活動代謝量が30%
② 食事のあとに消費される食事誘発性熱産生が10%
③ 基礎代謝量が全体の60%
こういった内訳になっているので、基礎代謝量を高めることで消費カロリーが増えて痩せやすくなる。
カイロを正しく貼ることでこの基礎代謝量を一気に高めることができるので、一気に痩せやすくなるんです。
なぜなら、カイロを貼ると血流が良くなり間接的に内臓や細胞の働きが活発になって体温が上昇して、それが基礎代謝量の向上につながるんです。
実は体温がたった1℃上がるだけで基礎代謝量が12%も高まると言われているので、その分痩せやすくなるんです。
基礎代謝量が1500kcalの人の場合
・体温が1℃上がると、基礎代謝量が180kcalも高まる
この状態が1ヶ月続けば約5,400kcalも代謝が高まった状態になるので、3ヶ月で2kg分の体脂肪を燃焼できる計算になるんです。
ということは、カイロで基礎代謝量を高めることで、一冬超えるときには2kgの体脂肪が落ちているということです。
180kcal消費するためにはジョギングを30分程度頑張らなければいけないんですが、毎日継続するのは難しいです。
しかし、ただカイロを貼って体温を高めるというのは誰でも簡単にできることなので、ジョギングをするよりも楽に痩せることができるんです。
カイロを正しく貼って代謝を高めていきましょう。
便通が改善する
カイロを正しく貼ることで血流の循環が良くなり、内臓機能も活発になるので便通の改善につながります。
内臓の働きが活発になると食べたものの消化や吸収がスムーズにいき、便をしっかりと作ってくれます。
そして、便を押し出す働きである腸の蠕動運動も活発になるので、老廃物の排泄がスムーズにいき便通が改善されるんです。
ダイエットをしていると食事制限により便がうまく作られなかったり、腸の働きを活発にする栄養素が不足するケースが多いです。
それによって便秘になってしまい老廃物が溜まり腸内環境を悪化させてしまうので、痩せない状態になってしまいます。
そして冬は体温の低下によって血流の循環が悪くなり、内臓温度も低下して内臓自体の働きも悪くなるので便秘症状が悪化するケースも多いんです。
また寒いと外出もしなくなり運動不足になってしまうと、それも血流の循環を悪くすることにつながります。
寒いというだけで体温低下や活動量の低下により便通を悪くすることになるので、内臓を温めるのは大事なんです。
そこでカイロを正しく貼ることで内臓の働きを活発にできるので、便通を促進して腸内環境も整うんです。
内臓の働きをいうのは基礎代謝量の約40%を占めているので、カイロを貼って内臓機能を高めることは代謝アップに繋がり痩せやすい状態を作るんです。
むくみ解消効果
カイロの血流の循環を良くするという効果は、むくみ解消にもつながります。
特に冬場は体温の低下により血管が収縮して血流が滞ってしまったり、水分代謝が低下して余分な水分も体内に溜まってしまいます。
そして血管から排泄できない余分な水分が溢れてしまい、それがむくみにつながるんです。
むくみはただ見た目への影響だけではなく代謝にも大きく関係している症状で、エネルギー消費効率が低下して痩せない状態を作ります。
体内のエネルギーを消費するときというのは必ず血液を通って全身に運ばれるので、血流が悪い状態というのはスムーズにエネルギーを運搬できずに消費効率が低下するんです 。
脂肪を燃やすときにも血管内を通ってエネルギーとして消費されるので、むくみ症状が出ているときは痩せにくい状態になっているということなんです。
なのでカイロを貼って血流が良くなることで体内の老廃物を排出する働きも高まるので、むくみが改善されて脂肪燃焼につながるんです。
それ以外にも体温を高い状態に保つことで免疫力向上、アンチエイジング効果もあるので、カイロを正しく貼って体温を高めることは大事なんです。
なんとなく貼りやすい場所に貼る、冷たい手の指先を温めるためにカイロを使っている方は多いと思います。
しかし、正しく貼ることで全身を一気に温めてダイエット効果を高めてくれるので、次のパートで効果を高める貼り方を解説します。
カイロダイエットの効果を高める貼り方
カイロは貼る場所によって体へ与える影響が変わり、ダイエット効果も変わってくるんです。
・下腹部
・仙骨
・右の脇腹
この3つが特に重要なポイントで、カイロを貼ることで効果が高まるんです。
具体的な効果や貼り方について詳しく解説します。
下腹部
カイロの便通を改善する効果を一番得られるのが下腹部です。
おへそから指三本分くらい下の位置にカイロを貼ることで、ダイエットで重要な腸を温めることができるので腸の働きを活発にして便通の改善につながるんです。
おへその下には丹田と言われるツボがあって、東洋医学的には「全身のエネルギーが集まる重要な場所」と言われてるポイントです。
この丹田を温めることでその真下にある腸を温めることができるので、腸の働きを活発にすることができるんです。
腸内では栄養素の吸収や老廃物の排泄を行っていて、腸の働きが活発になれば代謝を高めたり便秘の解消効果も期待できます。
食事を制限してカロリーを落としていたとしても、腸の働きが悪くエネルギーを吸収しにくい、老廃物も溜まっている状態であればエネルギー効率が落ちて代謝も落ちてしまいます。
そして便秘になれば腸内の悪玉菌が増殖して腸内環境の悪化につながり太りやすい状態にもなるので、腸の働きを高めることは大事なんです。
さらに脂肪を燃やすためにはホルモンも必要になるんですが、痩せホルモンを分泌しているのも腸内なんです。
特に幸福ホルモンと言われるセロトニンは、90%が腸内で作られると言われています。
セロトニンは食欲とメンタルを安定させる働きがあり、食べすぎやストレスによる暴食を抑える効果があります。
セロトニンは睡眠に関係しているメラトニンというホルモンの材料にもなるので、睡眠の質を高めることにもつながりどんどん痩せやすい状態がつくれるんです。
そして丹田の位置というのは心臓から出ている太い血管が脚に向かって枝分かれしていく場所でもあるので、下半身のの血流が良くなり脚先まで温めることができます。
なので丹田を温めることで腸の働きが活発になり、体温アップ、便通の改善、冷えやすい脚先まで温めることができるので、痩せやすい状態を作ることができるんです。
仙骨
仙骨とは骨盤の真ん中、おしりの割れ目のちょうど上のあたりに位置する骨で、上半身と下半身をつなぐ重要なポイントです。
仙骨からはリラックス効果のある副交感神経が出ています。
カイロであたためることで副交感神経が優位になって、血管が拡張して血流の循環をよくすることにつながるんです。
仙骨は触っていただくとわかると思うんですが、硬い骨がすぐに触れるくらい脂肪が少なく皮膚が薄いので、皮膚から血管までの距離が一番短いと言われています。
なので、仙骨を温めることでダイレクトに血流が良くなり体温が上昇しやすくなるので、体温アップを狙いたいなら仙骨にカイロを貼るのがおすすめなんです。
ある実験では
・仙骨を温めることで人によっては2.5℃も体温が上がったという報告がある
仙骨はそれだけ血流や体温に関係している部位なんですが、デスクワークをしている方は常にお尻周りの筋肉が圧迫されている状態です。
そうなると常に仙骨も圧迫されている状態になるので、血流が悪くなっています。
それにより脚のむくみや冷えにつながったり、下半身に脂肪がつきやすくなるともいわれています。
なので仙骨を温めることで血流が良くなりむくみや冷えの解消、体温アップ、代謝アップなど多くのダイエット効果があるんです。
ちょうどおしりの割れ目の上にカイロを貼ることで仙骨が温まるので、ぜひ試してみてください。
右の脇腹
右の横っ腹の脂肪部分を触っていただき、そのまま上に辿っていただくと肋骨にさしかかる部分があると思います。
ちょうどそのあたりは基礎代謝量の30%近くを占めている肝臓があるので、温めることで肝臓の機能を高めて痩せることにつながるんです。
肝臓は内臓のなかでも一番の働き者と言われていて、肝臓が活発に働くことで基礎代謝量も高まるので一気に痩せやすい状態を作ることができます。
肝臓の主な働き
・エネルギーの貯蔵
・食事の消化に必要な胆汁の合成、分泌
・体に入ってきた添加物やお酒などの分解、解毒
・老廃物は排出
その他にも500種類くらいの働きがある
これだけ体の至るところに影響している臓器なので、肝臓の働きを高めることで体の機能を円滑に代謝させることができるので痩せやすくなるんです。
逆に言えば、肝機能が低下すると他の臓器に負担をかけてしまい内臓全体の機能低下を起こしてしまうので、太りやすい状態を作るんです。
肝臓は別名「沈黙の臓器」と言われていて、肝機能が低下していても症状としては現れにくい場所なので、肝臓の働きを高めるための習慣は大切なんです。
そのためにも、カイロを貼るときは右の脇腹、肋骨の下辺りを温めるのがおすすめなんです。
むくみやすい、全身の倦怠感があるというときは肝機能が影響しているかもしれないので、そういったときはカイロで肝臓あたりを温めてみましょう。
カイロの効果的な貼り方のまとめ
・体温を効率的に高めたいなら仙骨
・内臓機能を高めたいなら丹田
・肝機能を高めたいなら肝臓あたり
ご自身の目的に合わせて貼るポイントを決めよう!
ただ、カイロを貼るときに絶対に注意しなけらばいけないポイントもあるので、次のパートでご紹介していきます。
意外とやっている方が多いポイントだと思うので、ぜひ最後まで見るようにしてください。
カイロダイエットの注意点について
カイロダイエットをする上で絶対に注意してほしい点が3つあるので、しっかり理解してから実践しましょう。
・寝る前には貼らない
・心臓付近には貼らない
・肌に直接貼らない
この3つをしっかり守ればカイロダイエットの効果を最大限得ることができます。
それぞれについてしっかり解説するので、正しくカイロを取り入れていきましょう。
寝る前には貼らない
寝る前に貼ってしまうと寝ている間に下がるはずの体温を、カイロを貼ることで強制的に上げてしまうので低温火傷を起こしやすいです。
さらに眠くなるときというのは寝る時間に向けて少しずつ体温が下がってくるときなので、そのタイミングで体温を上げるカイロを貼ってしまうと睡眠の質を妨げることになるからです。
ダイエットでは睡眠というのはめちゃめちゃ重要で、寝ているときに脂肪燃焼ホルモンや食欲抑制ホルモンが分泌されるので睡眠の質を落とすと痩せにくい状態を作るんです。
なので寝る前には貼らずに、日中に貼るようにしましょう。
心臓付近には貼らない
心臓はもともと体の中でも体温が高い場所で、全身の血液が集まってくる場所でもあります。
その心臓を温めてしまうと血流が良くなりすぎてしまうので、痛みや吐き気、めまいなどを起こすことにつながるんです。
胸の位置にカイロを貼ったり、胸ポケットにカイロを入れていたりすると、心臓が温まって負担をかけてしまうことになるので注意が必要です。
よく肩が凝るからといって肩甲骨あたりにカイロを貼る方もいるんですが、同じように心臓に近い場所になってしまうので貼らないようにしましょう。
肌に直接貼らない
直接肌に張ってしまうと火傷の原因になるので、服を1枚から2枚くらい挟んでカイロを貼るようにしましょう。
また直接貼ってしまうと熱さで長時間貼ることができないので、カイロの体温アップとその体温を維持する効果が得られません。
なるべくカイロの効果が切れるまでは貼っておきたいので、ちょうどいい温度にするためにも服を挟んで貼るようにしてください。
この3つの貼り方にさえ注意していれば、カイロで代謝を高めてダイエット効果を得ることができます。
正しい貼り方でカイロダイエットを実践していただき、痩せやすい状態で冬を過ごしましょう。
まとめ
以上が、カイロダイエットの効果を高める貼り方と注意点についてでした。
カイロはただなんとなく貼っているという方が多いかもしれないですが、貼るポイントを意識するだけでこれだけ効果に違いが出るんです。
今回ご紹介したカイロの貼る場所を意識して、継続的に取り入れてみてください。
そして最後にお伝えしたいことは、カイロを正しく貼って代謝を高めても、食事改善が疎かになってカロリー管理ができていないと痩せることはないということです、。
代謝をいくら高めても、それ以上に食べ過ぎていたら痩せることは絶対にありません。
特に冬は食欲が出やすい時期でもあるので、栄養バランスを整えて食欲のコントロールもしていきましょう。
しかし、自分では食事改善が難しいという方も多いと思います。
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